わたしのなつやすみ

私の夏休み、終わっちゃったな…

PSPぼくのなつやすみを、冬の間からゆっくりプレイしていて、今日ようやくクリアした。
ぼくなつシリーズを一つもプレイしたことがなく、虫取りとか釣りとか、恐らくどうぶつの森みたいなのんびりほっこりカワイイ感じだろうと勝手に思ってずっと手を出さずにいた。しかしある時ネットで、「毎年夏になるとぼくなつをプレイする」と言う人を見掛け、興味が湧いてソフトを買ってみたのだ。
…完全に舐めていた。
これは子供向けのゲームではあるが、むしろ私のような、社会に出て色々なしがらみにとらわれつまらない大人になってしまった奴に深々と突き刺さるものがある。
シンプルで自由なゲームシステムと、田舎の美しい原風景に響く蝉の声、川のせせらぎ…田舎で過ごす、楽しい夏休みのなかに漂う寂寥感に、胸が締め付けられる思いだった。
クリアしてエンディングを見終えた時、ボクくん(主人公)の過ごした夏休みと自分自身の小学生時代の夏休みの記憶とがリンクして、ああ、あの夏休みにはこんな意味があったのだ、と、なんとなく分かった。大人になってから今ようやく、私の夏休みは完結したのだ。

恐らく何を言っているのか分からないと思うが、私も分からん。
それぞれのキャラも個性というか人間味があって、なんかもう全員好き。また夏が来たらもう一周はしようかと思う。